緊張と弛緩のコントロール (ルーティンと旅先での手順)

 

この投稿は、7月27日にスマイル通信でお送りした内容を一部変

更してアップ致します。

 

7月、実家の母の一周忌の為に鹿児島に10日間ほど滞在した時の

ことです。

 

夏の鹿児島はとても暑くて大変でしたが、久しぶりに会う妹達やそ

の家族との再会は楽しくて、あっという間に時間が過ぎていきました。

 

亡き両親のエピソードを語り合いながら、仏教の法事は遺族の仲を

保ちつつ、亡き人々を遺族の心に生かし続ける為にあるのかな…

などと思う事でした。

 

さて、歳を重ねてくると、若い時以上の健康維持の為の努力が

必要になってきます。

 

その為、私が健康維持のための弛緩とコントロール、そして体力

づくりの為にルーティンとして行っている動作法やリラックス体操が

数種類あります。

 

でも、旅先ではいつものルーティン通りには動作法や体操が出

来ないことが多いのですが、この時はホテルで過ごした法事の

前後2日間日以外は末の妹の家でゆっくりと過ごせましたので、

通常に近いことが出来ました。

 

それでも、完全にルーティン通りに出来る訳ではありません。

 

そんな時は、からだとこころのコントロールに役立てる為に重要

かつ旅先で可能な動作や体操の優先順位を決めて、出来る順に

行うことにしています。

 

前回お伝えした「漸進性弛緩法⇒イメージ呼吸法⇒自己暗示」

は、ベッドや布団の中でも出来ますし、前日の疲労を回復するだけ

でなく寝起きの頭の調子をすっきりと整え、やる気やエネルギー

も活性化してくれるので、朝一番の優先順位で行います。

 

健康な生活の為の緊張と弛緩のコントロールを上手く出来る

には、短時間の緊張と弛緩だけではなく、適度に長時間の緊

張を維持出来るからだづくりも必要です。

 

そこで、二番目にいつも行っている動作が、首・肩・背中の

コリを取る為の動作法やリラックス体操に加えて背筋や腹筋

を鍛える為の運動です。

 

15~20分位ですが、これもベッドや布団の上で出来ます。

 

ふわふわのベッドでは難しいですが、最近のホテルは適度に硬め

のベッドが多いし、妹の家では畳の上の布団に寝ていたので、自

宅と同様の動きが出来ました。

 

ルーティンでは三番目に、しっかり軸を立てる為の立位動作法を

行い、自分の能力を発揮して目標を達成するための気功とイン

カンテーションを幾つか行います。

 

これも15分位で終わります。

 

ただ、インカンテーションは大きな動作で大きな声を出して暗示の

言葉を繰り返し「直った!」も何度もいう事になるので、妹の家では

迷惑を考えて止めました。

 

自宅では、朝食や掃除、洗濯等を終えた後、時間があったら、

四番目として腰痛や肩こり防止のための座位での動作法を行います。

 

五番目動作法を応用した床上での仰臥位や側臥位でのリラック

ス体操を行います。

 

この四番目と五番目の動作は、どちらか一方を交代で行う事が多い

ですが、休日など時間がある時には両方を行います。

 

若い時は、一番目と五番目だけでも十分健康を維持出来ていました。

 

でも、私の様に元々腰痛や肩こりが酷かった者は、歳を重ねるに

連れセルフケア動作の種類や量を増やしていかないと心身の

不調を生じ易いのです。

 

70代歳過ぎてから更にその感を強くしています。

 

私の周りのカウンセラーや動作士仲間を見回してみても、セルフケア

の時間を取れない忙しい人々の中には、医師の不養生的状態でガチ

ガチになっている方も多く見られます。

 

私がこの様に多くのセルフケアの動作をフルに近い状態でやり始め

たのは、昨年突発性難聴を患ってからでした。

 

あの時は、幸いお医者さんの力と動作法の力を併用することで短期間

に完治しましたが、「このまま聞こえなくなったら…」と不安を感じることもありました。

 

そんなときはいつも、思いつく限りの動作法をやることで落ち着きを取り戻します。

 

突発性難聴は、繰り返し易く、そのうちに本当の持続性の難聴になること

も多いので予防の為のセルフケアは特に大切です。

 

あなたも、健康維持の為のセルフケアをなさって下さいね。

 

では、今日はこれで失礼します。

 

次回から、上記の様々なコントロール法の中でやり方を解説できるもの

順にお伝えするつもりです。

 

楽しみにして頂けると嬉しいです。

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