ADHDのB君はイライラや怒りという『バイキン』を退治!

バイキンをやっつける 発達障害
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怒りんぼやイライラという「バイキンをやっつける!」
 と、しっかり私の目を見ながら約束してくれました。
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バイキンをやっつける

 

重度の痛み&発達障害の改善を援ける
LP式ストレス解放コーチの井上です(^_^)

 

さて、今迄3回に渡って、リスニング療法の進行
過程と音韻障害とADHD傾向のあったB君が、

たった3ヶ月の支援過程の中で、どう変化・成長
していったのかをお話してきました。

 

この変化をみて、
ご両親はリスニング療法を続けたらもっと成長する
かもしれないと感じられたようでした。

 
だから、
前回の最後にもお伝えしたように、6ヵ月後の
ブーストプログラムを希望されました。

 

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そこで今日は、B君がブーストプログラムの中で、
更にどう変化・成長したのか、についてのお話しです
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ところで、LiFTプログラムでは、
最初の60時間のサウンドプログラムを受けた後、
そのクライアントさんには最低3か月間は、お休み
して頂きます。

 

何故なら、
クライアントさんの耳への刺激の効果が
プログラム終了後も3か月間は持続する例が多い
ので、その後の効率的なプログラム作成のためにも、
お休みしている間の成長度を観察させて頂きたいからです。

 
さて、当時の標準のリスニング療法は、60時間の
LiFTのサウンドプログラムと5回のカウンセリング
と来所時2時間に30分の割合で行う動作法とを
組み合わせた療育プログラムでした。
そしてブーストは、
2回の心理カウンセリングと20時間のサウンドプログラム、
そして来所時の30分の動作法を行う療育プログラムでした。

 
そのブーストの1回目(サウンドプログラムの開始前)の
カウンセリングで、B君に♪リッスン+♪に来る理由を
訊きましたら、かなり聴き取り易い発音で
「耳を良くする、って言われた。」とはきはきと
答えてくれました。

 
ただ、未だ「さ行の音」がはっきりしないところがありました。

 
それでも、私からの質問の意味もちゃんと分かって
いましたし、リスニング療法を頑張る理由も
ちゃんと納得してくれていたようです。

 

最初の60時間のプログラムを楽しんでくれていた
ので、オフィスへ来ることで遊ぶ時間を削られる
ことが嫌ではなかったからでしょう。

 

お母さんからは、その頃のB君の状態に関して、
「歯を矯正していて、口に入れている矯正用の型が
気になるらしく、イライラし勝ちです。」という
ご報告がありました。

 それまでは無かった何かを口の中に入れて毎日を過ごすのは
かなりのストレスだと思うので、それ迄よりイライラするのは
仕方ないかな、と思いました。

それにしても、通常評価が上がる筈のブースト前の
状況に関する評価質問表(節目の時期に、こちら
の上げた項目毎にチェックして貰います)の答えが、
前回終了時より効果レベルが下がっている項目が
多くなっていたのが気になりました。

 

なぜなら通常。効果レベルが上がることはあっても
下がることは少ないからです。

 

そこで、
不思議に思って、どんな状況でレベルダウンした
のかをお聞きしました。

 
すると、
「前回どこ(レベルの)にチェックしたかを覚えていなくて…。
でも前より悪くなったという事は無いです。

前回の時は、とにかく『ちゃんと言える様になって
欲しい。』という気持ちが強くて、他の事は子供
なんだから、と余り気にならなかった事が、
今は気になるんです。」とのことでした。

 
つまり、
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最も気にしていた問題が解決したたため、次に
その他のADHDの傾向が気になって来た!
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という事だったようです。

 
来所時に問題と感じられていたのは
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・ 言葉の遅れ(言葉の発音がはっきりせず、語彙も少ない)

・ 動き回る行動(落ち着きが無く、よく転ぶ)

・ 名前を呼んでも返事をしない

・ 家族への関心が薄い

・ 人と目を合わせずに返事や挨拶をする事がある

・ 注意力が少なく、よく忘れ物をする。

・ 他人の話を最後まで聞かずに話し始めることがある。

・ 部屋の中で考え事をしているかの様に、
  1~1.5m位の半径でぐるぐる回っている事がある。
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ということでした

 

その中の最も気にしていた
・ 言葉の不明瞭さはかなり明確になりました。

・ ぐるぐる回る行動も全く見られなくなったそうです。

・ 動き回る行動(落ち着きが無く、よく転ぶ)も大分落ち着いてきました。

・人と話す時、目を合わせることも多くなってきていました。

 

だから、他の問題は前回終了後から変わらなくても、
レベル評価を付ける時、下につけてしまった、
という事のようでした。

 
そういう事はよくありますよね。

 
例えば、からだの痛みの強い方は、一番痛む部位が
良くなってくると、次の痛む部位が目立って感じ
始める、というのと似ていますね。

 

そして、B君の学校生活の中で、先生の話を理解
出来ていない時があるという話が出て、「授業中に
集中していないのではないか?」という心配も
されていたようです。

 

B君に詳しくその話を訊いたところ、

「先生が、みんなに**を持ってきて、という時、
僕にも向かって言っているのかどうか分からない事
があるんだ。」とのことでした。

 

ST(言語聴覚士)の先生にもそう言ったそうです。

 

この状態は、聴覚力の弱い発達障害児によくあることで、
自分の名前を呼ばれていないので、注意がそちらに向かないのです。

 

通常は、その状態を自身が認識しないので、全部スルーして、
先生の話も無かったことになってしまいます。

 
しかしB君が、その状態を認識したという事は、
自分の状態を分かり始めたという事でしょう。

 
私はその話を聴いて、むしろリスニング力が成長したためだと捉えました。

 

以前は自分の状態を認識していなかったので 先生のことが
気にならなかったのでしょう。

 

しかし、この頃から自分の状態に気付き始めたので
「これで良いのかな?」という気持ちを抱き始めた
のだと思いました。

 
そこで私は、
「それまでは気にしていなかった先生の話に、意識
が向き始めた、という事ではないでしょうか。

でも未だ十分なリスニング力とは言えないので、
はっきりとは聴き取れないでいるのかもしれません。」
とお話ししました。

 

B君には、この話を踏まえて、
彼の耳に聴き取り難くさせていたり、怒りんぼにさせていたり、
イライラさせたりする怪獣のようなものがB君の中に隠れているかもしれない、
と話し、その怪獣に名前を付けて貰いました。

彼はそれに「バイキン」と名付けました。

そこでB君と私は、こんどのブーストプログラムで
「バイキンを一緒にやっつけよう!」と約束をしました。

 
そして、サウンドプログラムの3時間目で鼻歌が
出てきましたが、未だ時々イラッチな面と頑固な面が出ていました。

 
6時間目のフィルターが最高の周波数レベル(M4)
になったところでは、「さしすせそ」をはっきり
発音出来るようになっていました。

 

そして、プログラムの中頃から歌とリーディングの場面で
「僕ね、さんぽの歌が一番好き。楽しいね!」
と感情を表現し、 大きく体を動かしながらリズムを取り、
大きな声で歌う様になりました。

 

最初の頃は音痴気味でしたが、段々音程通り歌えるようになりました。

 
そう、LiFTプログラムは音痴の壁も乗り越えさせてくれることが多いのです!

 
何故って?

 
音痴の人は外からの音も自分が発する音も正確に
聴き取れないため、正しい音から外れて歌って
しまうのです。

 
しかし、リスニング力が上がって、ちゃんと正しく
聴き取れるようになったら、その音通りに自分で
調節して歌えますよね。

 
だから、聴覚を鍛えてリスニング力を上げることが
音痴の壁も乗り越えさせてくれるのです。

ちょっと話が逸れましたが、
ブースト中の臨床動作法では5日目に60時間の時と同様、
「どうして僕だけこれをやらなきゃいけないのさ。」
と立位での足の踏み締めを嫌がりました。

 
未だバランスを取るのは苦手だったようです。

 
それでも、彼と動作法についてよく話し合うと、
「立ってやる動作法は嫌だけど他は嫌じゃない。」
と教えてくれました。

 

その後は、自ら「ここやって。」と自分で動作法を
やりたい体の部位を指定するようになりました。

 

自分のからだの調子を感じる事が出来たと同時に
自主性も育ってきた証拠ですね。

 
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これは、臨床動作法がからだとこころを同時に
育てる心理療法である証でもあります。
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そして、ブースト終了後のカウンセリング(面接7回目)がやってきました。

 

その日、B君のご家族全員で来所されました。

お父さんのご来所は始めてでした。

 
お父さんは、B君の幼児期からの様子で
「何らかの発達障害があるのではないか。」と
疑ってはいたものの、子供の内は誰にでも有り勝ちな事と、
B君のADHDの傾向を重くは受け止めていなかった
との事でした。

 
このカウンセリングの中で、学校で先生に彼の言動
を理解して貰えない出来事があって、家でその出来
事を母親に泣きながら報告した事が話題に上りました。

 
そこで、B君にその時の気持ちを聞くと
「嫌な気持ちだった。」と自分の気持ちを表現して
くれました。

 

自分と向き合い、自分の感情を表現する力が付いたようです。

 
またB君は、以前は嫌な事や下手な事はやりたがりませんでした。

 
なのに、ブースト中は
「新学期が始まったら、通信教育のテキストの学習やお風呂では
自分で体を洗う事等を、頑張ってやる。」と家で約束したそうです。

 
そして、それを続けてきちんと守っていることが話されました。

 
そしてB君は、私とも
「これからも自分の中の
(怒りんぼやイライラという)『バイキン』をやっつける!」
と、しっかり私の目を見ながら約束してくれました。

 
その目は輝いていました。

 
それを聞いて、「しっかり、成長してきたな。」と感じたことでした。

 
そして、今後へ向けての話し合いでは、
プログラム中行っていた朗読法を毎日続けて、
ブースト終了後の改善度を維持して貰うことや

B君の行動に対する対応は両親で一致して貰うこと、
行動療法的対応は続けて頂くこと等をお願いしました。

 

そして今後は、必要だと思われたら、適切な時期に
2回目のブーストを考えることになりました。

 
最後に、お母さんから
「Bの状態を担任の先生に電話で説明して欲しい。」
と依頼されました。

 
そこで後日、先生の都合の良い時間を聞いて頂いて、
心理カウンセラーとして私から先生にお電話させて頂きました。


そして、B君が聴覚の問題を持っている事をお話しました。

 
先生がクラスのみんなに話し掛けている時、
自分にも向かって言っているのかどうか分からない事があるので、
クラスに大切な話をされた後は、もう一度B君に向かって
個別に話して頂く様お願いしたのです。

 
また、その他の聴覚からくる問題とB君の行動の理由についても
ご理解を頂きました。

 
終了後のB君のご両親へのアンケートで、
「目的達成満足度」1回目(LiFT60時間)の
リスニング療法に対して70%、
ブーストプログラムに対して80~90%
と記入してありました。

 

B君が、ここまで頑張って自分の潜在能力を出せ、
言葉の障害を改善出来のは、ご両親の一方ならぬ
ご努力と ご協力があったからです。

 

特にお母さんは、B君とお姉ちゃんのお稽古事など
の送迎や家事の合間をぬって、前期の自宅での
LiFTプログラムや動作法、後期の毎日の來所などに
ご協力下さいました。

 
そしてB君やお姉ちゃんへのおおらかで適切な対応
を続けて下さったことが、B君がカウンセラーを信頼して
プログラムを続けてくれた原動力になったと思います。

 
お陰で私も心理カウンセラー兼LiFTインストラクター
としての力を出せたのだと思います。

 
もう15~6年前の話ですが、
今でも、ご家族のご協力に心から感謝していますo(^-^)o

 
ではまた(^o^♪

 
P.S. お知り合いのお子さんが「B君と同じ体験を
したら良いのにな。」とお思いの方は、
体験セッションの情報を贈ってあげてくださいね。
http://blog.listenplus.com/notation.html
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